同志社グリークラブ 公式ブログ

2014年12月10日

2014年12月10日

110回同志社グリークラブ定期演奏会が終了いたしました。

 

HPをご覧の皆様、こんにちは。 幹事長の小林聖です。2014年、同志社グリークラブは設立110周年目を迎えることができました。この度は、節目の年の集大成である定期演奏会に関して、私の思いの丈を述べさせていただきます。定期演奏会は全部で4ステージ構成でしたが、字数の都合上、第3ステージと第4ステージに焦点を絞って書かせていただきました。長文、駄文ではありますが最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

127日、天候にも恵まれ、定期演奏会は開演しました。110周年の記念演奏会ということもあり、OB合同ステージや委嘱初演ステージなど様々な企画を準備させていただきました。これらは到底、学生の力だけで実現できたものではなく、多くの方々のご協力の上に成立したものであります。

 

まず第3ステージについてですが、ここでは作曲家として合唱界で活躍されている信長貴富先生に作っていただいた曲を初演いたしました。現4回生が2回生だった時に110周年目の定期演奏会で何か思い切ったことをやりたいと考え、たどり着いたのが委嘱初演です。当時、私達は信長先生が作曲された「新しい歌」を練習しており、信長先生の作られる音楽の素晴らしさに感動し夢中で取り組んでおりました。そういった経緯もあり「110回定期演奏会では是非とも信長先生に委嘱したい」というのが当時2回生の共通の願いでした。この夢を信長先生が快く聞き入れてくださり、第3ステージは実現されました。

信長先生から送られてきたのは同志社大学をイメージして作られたという全3曲からなるピアノ付きの曲で、終曲の「帆を上げよ、高く」は、脱国を決意した青年、新島襄が船出の時を迎える瞬間を描いた歌でした。自らの夢の実現に向け、国禁を犯してまでも海を超える新島の過剰とも言えるエネルギーは、今を生きる私達には想像し難い面もあります。しかし、かつての日本において、私達と同年代の若者が、溢れんばかりのバイタリティーを持って前向きに生きていたという事実は、日本人なら誰もが知っておかなければならない誇りある歴史ともいえるでしょう。同志社の学生として、同志社大学の設立者新島襄をモチーフに作られたこの曲に取り組めたことは、私達にとっての誇りであります。またこの曲を通して作詞者の、みなづきみのり先生から愛情あふれるメッセージを受け取ることができたのも私にとっては筆舌に尽くしがたい喜びでありました。

作曲を引き受けていただいた信長貴富先生には心より感謝申し上げます。

 

私にとって最も思い入れの強いステージは、第4ステージの「十の詩曲」でした。終わり4章節の「響きわたれ いざ!」を歌い終えた後の割れんばかりの拍手と、鳴り止まないブラボーは、私にとっても部員たちにとっても一生忘れることのない思い出になったと思います。練習を初めたばかりの頃は、定期演奏会の最終ステージで、大曲中の大曲であるこの曲を歌えるわけがない、無謀だ、といった声も聞こえていましたが、練習を進めていくごとに、また浅井先生練習を重ねるごとに皆、曲の持つ力に惹かれていきました。限界を決めないで、高い目標を定め、そこに向けて全力で突き進んでいくのが、同志社グリークラブの精神だと思っていますし、私自身常にそうありたいと思って運営をしておりましたから、皆が最後まで頑張ってこの曲に取り組んでくれたことが嬉しくて仕方がありませんでした。苦労して練習した甲斐があって、演奏会の最後には出会ったことのない絶景を見ることができました。浅井敬壹先生にはこの曲に挑戦させていただけたこと、最後に同志社グリークラブ渾身の演奏をさせていただけたことに対して感謝しかありません。本当にありがとうございました。

 

マネージメントに関しては、信頼するチーフマネジャーの金澤を中心に部員たちが本当によく頑張ってくれたため、定期演奏会で私達がやりたかったことを、思い残すことなく全て実現することができました。「運」という曖昧な言葉を持ち出していいものかはわかりませんが、そう言った目に見えない力まで私達に味方してくれていたような気がしております。多くのお客様に同志社グリークラブの魂の演奏を聴いていただけたことが、この演奏会の価値を一層高めてくれました。

 

110回定期演奏会は無事に終了しましたが、同志社グリークラブの長い歴史の中ではあくまで、110分の1が終了したにすぎず、クラブ自体は新しい世代に向けて動きを止めることはありません。来年からは早速111年目がスタートします。この度の定期演奏会を通してこのクラブが多くの方々の支えの中に存在しているということ、またいつの時代でも先輩方は音楽に対する情熱を失わずご尽力されてきたということを改めて実感いたしました。多くの方々の暖かいご支援の中で、私達の意思を継いでくれる熱い後輩たちが、溢れんばかりのエネルギーを持って活動してくれる限り、このクラブは来年も、あるいは1020100年後も合唱界の中で輝く存在であり続けると確信しております。

 

最後になりましたが、定期演奏会にご来場いただきました皆様、ご協力賜りました皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。


 

第3ステージ.jpg

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